明細書は捨てるな!

消費者金融業者の罠にハマらないために・・・

店舗に出向いて返済した場合や、ATMで返済した場合に紙タイプの明細書を受け取ることになります。今はほとんどがWEB上で明細を確認することができるようになっています。パスワードがないと見ることはできないようになっているので、自分自身でしっかり管理することができますね。

また、希望しないかぎりは郵送で明細書が送られてくることはまずありません。なので、明細書が送られて来て家族にバレるのでは・・・? と不安になっているようなら安心してください。

紙タイプの場合ですが、これら明細を捨ててはいけない理由は、

  • 万が一の債務整理の際に必要
  • 業者の不正がチェックできる

そして明細書でチェックすべきポイント

  • 返済日
  • 利用限度額

それぞれ2点ずつあります。

 

なぜ明細書が重要なのか?

銀行のATMなどの横に設置されているシュレッダー。もしかしてあなたはすぐに明細書をシュレッダーに入れてませんか?とくに消費者金融で貸し借りを行っている場合、この明細書はものすごく大切になります。

ATMから返済しようとすると、その横にシュレッダーやゴミ箱が設置されているのを見かけるかと思います。しかし、これには業者側の罠が巧妙に仕掛けられているんですね。。特にシュレッダーは、証拠隠滅のために設置されていると言っても過言ではありません。利用者が明細書を自発的に処分してくれるのを狙っているものでもあるんです。業者側にとっては、明細書を処分してもらった方が都合がいいんですね。

明細書を保管しておいた方がいい理由は、以下の2点となります。

債務整理に役立つ
どうしても借金を返済できなくなり、万が一債務整理をすることになった場合、今までの取引明細をすべて再確認する必要があります。

これを「債務一覧表」と言います。利用開始時から始まる全取引の記録を記している必要があります。そのために返済履歴が書かれた明細書が重要になってくるのです。

明細書がない場合はこれらの取引履歴を業者に開示してもらうよう要求しなければなりませんが、業者側としては、そんな簡単に開示するはずがありません。(法的には開示義務があるんですが、私が働いていた消費者金融ではなんだかんだで回避していました(笑))

ですので、本当にいざという時のためにも、自分で保管しておくようにした方がいいのです。

業者のゴマカシをチェックできる
利用者は業者から通知される返済額を信じきってしまって、取引記録の管理をちゃんとやっている人はほとんどいません。しかしそこにつけ込んで利息をごまかしていた大手企業もあるんです。消費者金融やキャッシング会社の言っている事を素直に聞くだけじゃなく、自分で確認したり疑いの目を持つようにすることです。お金の管理は結局は自分でするようにしてください。

 

明細書でチェックすべき2つのポイント

次回返済日をチェック!
通常取引において絶対守り通さなければならないのが返済日(約定返済日)です。返済日を守るという事が、消費者金融との関係においては非常に重要な意味を持ちます。仮に約定返済日に約定返済額の満額を用意できなかったとしても、返済日には約定返済額の一部でも返済するということがとても大切になってくるのです。

今後の消費者金融との付き合いを良好に続けていくためにも、毎月の返済のたびに次回返済日を確認し、返済日は厳守するようにしてください。

利用可能額をチェック!
利用可能額とは、利用者が残りいくら借りることができるのか、ということを示す金額のことです。

普通に利用している限り、そんなに気にする部分ではないのですが、もし返済が遅れるなどの問題行動を起こしたり、何か規約に違反するような事が起こった場合は、業者側はほぼ問答無用でこの利用限度額を減額してきます。しかも利用者に事前に告知はナシです。

一度減額されると元に戻すのは至難の業です。利用状況に問題があったり、変更事項があるのに連絡をせずにいたりすると知らないうちに減額されてしまう可能性があります。気をつけておきましょう。

 

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