ピンチの時の対処法!

収入が減ってしまった。
病気でしばらく仕事ができなくなってしまった。
突然の出費がかさんで返済計画が狂ってしまった。

人生いつ何が起こるか分かりません。初めてキャッシングする前は、とくに返済が滞りなくできるかどうか不安があるかと思います。そこで、もし万が一返済できなくなった場合はどうなるの? どうすればいいの? そんな疑問にお答えして行きます。

 

延滞したらどうなる!?

通常、毎月返済する金額というのは「元金+利息」で構成されています。この毎月返済する金額を約定返済額と言い、返済する日付を約定返済日と言います。

もしこの約定返済日に約定返済額の返済ができなかった場合、、、遅延損害金が発生してしまいます。遅延損害金とは、約束の日までに返済できなかったことによる損害賠償金のことで、ようするに約束を破ったペナルティですね。

これは利息とはまた別に請求され、その金額は法定金利の1.46倍以内とされています。もちろん、1日でも遅延したら1日分の遅延損害金が請求されますので、返済日がいつなのか、その確認は十分行いましょう。

さらに延滞が続くと・・・
延滞すると遅滞損害金が発生するので、その分返済しなければならない金額がどんどん増えて行ってしまうわけですが、返済額が増えることよりも、もっと重大なことがあります。それは消費者金融側に延滞記録が残されてしまうというところです。

3ヶ月以上延滞すると、個人信用情報機関にその延滞情報が登録され、CRINを通じて共有されることになります。これは列記とした異動(事故)情報で、この遅延の情報があると今後の借入は非常に困難になります

遅延の場合の異動情報が記録される期間は一般的に3年〜5年が一般的です。

 

もし、返せないと分ったら

お互いの信頼が大事
消費者金融との付き合いで大切なのは、とにかく「誠実さ」を見せることです。

ポイントは、お金がなくても「延滞」はしない、「自分は返すつもりがちゃんとあるんです」、ということをしっかりとアピールすることが大切です。(もちろん、アピールだけじゃなく、実際にちゃんと返さないとダメですが・・・)

業者も鬼じゃないので、(ヤミ金じゃなければ)あなたの意思や行動を考慮してくれるはずです。

必ず事前に連絡をする!
仮に約定返済日に約定返済額全額を返済することができなくても、必ずそのことを事前に業者に伝えましょう。「もぅどう頑張っても返せないからほっておこう〜」なんて思って業者からの連絡を無視するという行為は一番やってはいけません。

ポイントは業者から連絡が来る前にこちらから連絡を入れるということです。そのためにも、事前に全額返済が可能かどうかをしっかりと把握しておき、無理だと思ったら遅くても約定返済日の前営業日までに連絡を入れ相談しましょう。

業者としても、返す意思があるんだなという事が分かりますし、(まっとうな業者なら)返せないものを返せと言っても不毛なことくらい実は分かってますので、融通を効かせてくれたり相談に乗ってくれたりします。

臆せずちゃんと連絡を入れましょうね!

 

返せない時の返済方法

本当に返せない場合、業者に相談することでいくつか妥協案を提示してくれる場合があります。その内容をご紹介します。

利息払い
利息払いとは、その名の通り「利息」だけを返済する方法です。返済する金額は元金(借りた元々のお金)+利息で構成されているんですが、そのうちの利息分だけ支払うことでとりあえず急場をしのぐことができます。

とにかく消費者金融として返済日を守ってもらうこと、そして消費者金融側の利益となる利息を払ってもらうことが重要なので、「利息払いができますよ〜」なんておおっぴらに言っている業者はまずいませんが、実は相談すれば対応してくれます。

元金が減らないので当然借金はどんどんずれずれになって利息が加算されていくことになります。つまり、利用者にとってはキツい状況は変わらないのですが、ペナルティはなくなrので返さないよりはだいぶマシなのです。

元金が減らなければ借金が減りませんので利息が発生し続けるわけですが、その分業者は儲かるわけです。「完済」されては収益源がなくなりますし、消費者金融の収益とはまさに利息のことなので、利息を返済している以上は文句を言ってくることはありません

逆にこの利息払いを承諾してもらえない業者はアヤシイかもしれません。

ただ、ずっと利息払いばかりをしていると、さすがに業者も「コイツ大丈夫か?」「そのうち返済が行き詰まるんじゃないか?」と疑いだすので、ほどほどにしてくださいね。

利息一部払い
利息一部払いとは、利息の一部だけを返済し、残りを次回返済期に繰り越す方法です。金融業界では「ジャンプ」と呼ばれています。結局繰り越した利息は次の返済日にまとめて支払わなければならないので、次回の返済が苦しくなるというまさにその場しのぎな方法です。

とはいえ、遅延損害金が発生するよりはマシですし、全く返さないよりは業者側からの印象も良くなるので、少しでも返せるようなら返すようにしましょう。

 

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