消費者金融の審査の実態・ウラ話

個人信用情報機関への照会

重要な確認事項の1つに各消費者金融などの金融機関が加盟している信用情報機関への信用情報の照会、というステップがあります。一言で言えば、申込者の過去・現在の借入状況・返済状況を調べることです。

こんな状況だと審査に落ちます
想像つくかと思いますが、過去に借入履歴があり、さらに返済が滞っていたなどの情報(事故情報)があると審査には通りません

返済が3ヶ月以上遅れた場合は、遅延記録として事故扱いになり、個人信用情報機関に登録されます。この情報はだいたい5年ほどで削除されます。 つまり、一度事故ってしまったら5年間は新たに借入ができなくなってしまうということですね。

一方3ヶ月に満たない、少しの遅れは返済遅延記録として情報が残ります。事故情報ほどは長期的でないにしても、最長でも2年は記録が残りその間は新たな借入やクレジットカードをつくる審査に影響を及ぼします。

ちなみに、債務整理を行った場合は、7年〜10年ほど最長で記録される可能性があります。

こんな状況は審査に不利!
消費者金融業者は現在の借入件数の状況もしっかりとチェックします。そしてこの借入件数は審査に通るかどうかの大きなポイントにもなってくるんです。

消費者金融業者が利用者の債務情報の中で最も注目していて目を光らせている部分は、今現在の債務状況です。その中でも「借入金額」より「借入件数」の方を重視しています。

1社から100万円借入しているAさんと、3社から30万ずつの合計90万円を借入しているBさんとでは、Bさんの方が借入合計金額は少ないのですが、信用度という点では要注意人物となります。なぜなら、複数のキャッシング会社から借入をする行為は、信用が低く借入限度額が低いためであるとか、借金を借金で返しているのではないかと思われ、危険視されるからです。

そんな状況であれば、自社の返済も同じように他社からの借入で返されるようなことになるのではないか? という懸念から審査が通りにくくなります。特に銀行からのキャッシングは金利が低いのはうれしいのですが、その代わりに審査は厳しくなっていて、大手のノンバンク系キャッシング会社よりもシビアに審査されますので注意してください。

3件規制
また消費者金融などの貸金業界には、3件規制という自主規制が設けられています。これは既に3件の消費者金融から借入している人に対して、4件目からは貸付を行わないようにするという自主規制になります。法的にも、審査上も4件以上貸付しても問題ないのですが、多重債務による悪循環に陥らないように業界が設けたものです。

とは言え、この規制を設けた貸金業協会に加入していない業者もたくさんいますので、すべての消費者金融やキャッシング会社がこの規制を採用しているわけではありません。

申込。
そして審査・・・
この時、キャッシング会社では何が行われているのでしょうか?
気になる審査の裏側をお教えしましょう・・・。

 

なぜそんなにスピード審査できるのか

申込の時に記載する個人情報・・・名前や生年月日から、勤務先や勤務年数、居住年数や居住形態、家族構成や年収などなど、実にいろいろな事を訊いてきます。
これらの情報は審査にどのように関わってくるのでしょうか?

あなたは「採点」されます
まず、あなたの申し込んだ個人情報などにポイントを付けていきます。そしてポイントが一定ラインを上回っていれば、とりあえずOKという判断がくだされるわけですね。

例えば、居住形態に関してだと、自分名義の持ち家なら20点、家族名義の持ち家なら15点、賃貸なら10点、下宿なら5点・・・という感じで、より信用度が高いと判断できる属性から信用度が低いと判断される属性まで点数が付けられていきます。

そして色々な属性の合計得点が一定ラインを超えれば、まずはOKとなります。申告された情報にコンピュータが点数を付けていくだけなので、ものの5分程度で審査は終わります。このシステムが5分〜10分のスピード審査に貢献しているんですね。

属性にも重要度がある
意外と重要なんじゃないかと思われているのが“ 年収 ”だったりしますが、実は消費者金融業界では年収は重要視されません

なぜなら裏付けが取りにくいからです。収入証明書などの提出は50万円以下の融資なら原則必要とされていませんので、あなたがちょっと多めに年収を申告したとしても、確認のしようがないわけです。(だからと言って虚偽の申告はNGですよ!)

ただ、審査基準は“ 返済できるかどうか ”なので、年収よりも、継続した安定的な収入があるのかどうかの方が重要視されるんですね。

属性に関しての詳細はこちらにまとめてますので、ご参考ください。

 

確実に「裏取り」をされるポイントは3つだけ!

あなたの申込の内容は属性スコアリングによってポイントが付けられますが、同時にあなたの申込内容にウソの情報がないか、申込書に記入した情報には必ず確認作業が入ります。

住所確認
ネットなどで申し込んだ後の確認の電話、店頭申込の際の対面与信など、業者側は必ず住所の確認をしてきます。どういうわけか申込書に書いてある住所にほとんど住んでいなかったりするような人がいるんですよね。ただ、逃げられたら困るので、そんな旅人みたいな人にはお金を貸したくないですから、住所確認はしっかり行われます。

住所と近隣の地図をたらし合わせて、「お近くに●●って言うお店ありますか〜?」とワザと訊いてくることもあります。業者も過去の利用者の住所などから周辺の地理を把握していたりするので、住所をごまかすのもそんなに簡単ではありませんよ。

勤務先
勤務先へは直接電話をして利用者の「在籍確認」を行います。利用者が本当に申込通りの会社に勤務しているか、働いているのかをチェックするわけです。電話をする際は必ず消費者金融だということが分からないように、個人名や消費者金融とは思われないような会社名で電話を架けてきます。(でも銀行ローンの場合には「○○銀行ですが」と普通に言う場合もあります…確かに銀行なら怪しまれませんよね)

派遣社員として働いている人に注意してほしいのは、派遣先の会社を勤務先として申込書に記入してしまうことです。しかしあくまでも派遣先は派遣されているだけで、在籍しているのは派遣元になります。ですので、申込書に勤務先を記入する際には「派遣会社」(派遣先ではなく派遣元)の名前を記入しましょう。

 

個人信用情報機関への登録

こちらも一言で言うと「今回のキャッシング履歴を残す」ということになります。これは、契約をする際に消費者金融業者が必ず承諾を確認してきます。

たまに「イヤです」と拒否してくるお客さんがいるんですが、登録は必須ですのでしょうがありません。自社が加盟する信用情報機関へこれらの情報・履歴は登録することが義務付けられているんですよね。「イヤです」と言われてしまうとどうにも頭を抱えてしまうんですが…(涙)

 

個人信用情報は照会されない場合もある!?
ちなみに、この“ 個人信用情報機関への登録 ”は義務づけられていますが、審査における“ 個人信用情報機関への照会 ”は義務ではありません。つまり「自社の与信だけで問題ない、十分だ」と消費者金融側が判断すれば、信用情報機関に利用者の信用情報を照会する義務はないのです。

ちなみに、申込時に現在の借入状況と、保存期間内の過去の借入履歴が照会されますが、「利用中の会社名」は分からないようになっています。他社を利用していることまではバレますが、どこから借りているかはバレません。